2023/11/02 14:54
久しぶりのblog更新。
オンラインストアも中々更新出来ず申し訳ございません。
最近は仕入れを行いながら、当店が伝えたい古着について再考していました。
再考する中で思う部分があり、サイトやインスタグラムのアイコンもリニューアルしました。
良い機会なので、当店が考える古着の魅力についてお伝えできればと思います。
①コレクションとして面白い
当店でご購入等していただいている方は、共感いただける方も多いと思います。
古着を集めるのはとにかく面白い。
たとえいくら古着を集めて詳しくなったとしても、まだ見たことのない古着は無数にあり、それを見つけた時・買えた時の興奮は何にも変え難いです。
もし素晴らしい古着に出会えたとしても、サイズが合わなかったり、状態が気に入らなかったり。
そこから、条件に合うものを探し始めたりなんかすると、もう古着沼にどっぷり浸かってる証拠です。
価格帯も大人なら無理なく楽しめる程度なのも、コレクションとして向いていると思います。
そして着なくなれば、時には買った値段以上でリセールできてしまう。
当店はこのリセールこそ古着の魅力と考えています。
自分が良いと思って買った物に価値を感じる人が他にもいて、例え着なくなったとしても、消費されずに他の人の手に渡り残っていく物。
そんな服を、当店は皆様に提供したいと思っています。
ですので、当店は特に価値のないFAKE品には注意を払い、一点一点真贋を行って本物と判定できた物のみを出品しています。
市場に溢れるFAKEのビンテージTシャツ。高額取引されてしまっている事案もちらほら見受けられます。
こちらは最近多く出回っているサウンドガーデンのFAKE。
②服として面白い
昨今のブランドやセレクトショップに並ぶ服は全て古着サンプリングと言っていいと思います。
学生の頃、古着にハマる前はブランドの服を多く買っていたため、古着を知るにつれ「あのブランドのあの服はこの古着のサンプリングだ」と分かると古着がより楽しくなっていきました。
それからブランド買うなら、サンプリング元やオリジナルを買えばいいじゃんという思考で、古着にのめり込んで行きました。
今でも癖で、新品で良い物があっても、古着で同等の物を探して購入してしまうことが多いです。
最近は特に古着が注目されていることもあり、アメリカ古着の丸々サンプリングのような服も、ブランドで多く見られるように思います。
個人的におすすめなのが、ブランドの服のコーディネートの中に、一点サンプリング元や影響を受けている古着を差し込むという楽しみ方です。
それによりコーディネートに抜けと奥行きが出て、一気に玄人感が出てくるように思います。
PRADA 24ssコレクションより
80s〜90sのフィッシングベスト
③物としてのロマン
古着には昔着られていた物を手に入れるというロマンがあります。
それぞれの古着に、どんなカルチャーの中で着られていた服なのか。元々どのような目的で作られた服なのかという背景が存在します。
例えば当店で取り扱いの多いバンドTシャツなんかは、当時の物販等で売られていた物が多く、ライブ映像で見ていた会場で売られていた物を、何十年もの時を経て、自分で着れるというロマンを感じられます。
当店はそのようなバックグラウンドを大切に、古着の提案を行なっていきたいと考えています。
④服としてのクオリティ
一概には言えませんが古着は服としてのクオリティが高い物が多いです。
理由はいくつかあります。
一つは先述したように現代の服は古着を目指して作られている物が多いこと。
ブランドでもビンテージの生地感やTシャツのフェード、ダメージ感、縫製等を再現しようとしている物がありますがやはり本物には及びません。
二つ目は材料費や人件費が現代と異なること。
特に50年代以前の古着には、今では考えられないほどの手間と生地が使われている物が多く見られます。
近代物でも、今作ればかなり金額がかかってしまうだろうなと推測できる物が多々あります。
三つ目は実用品としてデザインされていること。
オリジナルの古着は基本的に実用品としてデザインされており、各所のカッティングやディテールや素材に意味があります。
それを外見上のデザインとしてサンプリングしている現代の服と比べると、実用性や動き易さが優れている場合が多いです。(日常使いとしてはオーバースペックな部分もありますが…)
70年代Northfaceの「North Face Parka」
ブルックスレンジの前身モデルと言った方が分かる方多いと思います。
極寒極地用に製作され、社名を冠する最高峰モデルです。
本家から復刻されたり、多方面からサンプリングされているので見慣れた形のように思えますが、各ディテールやダウンの封入量を見ていくと、街着としてもアウトドア用としても、かなりオーバースペックです。
(私物なのでお売りできません)
⑤古着にしか存在しないデザイン
ブランドの古着に多く言えることなのですが、短いシーズンのみの販売だったという理由等で、現行にはないデザインの物を古着で見つけることができます。
ファッションは1番身近で簡単な自己表現だと思っています。
その中で、他人と差別化できる古着はとても魅力的だなと感じます。
以上5つの点から
古着の魅力について語ってみました。
当店は、カルチャーやバックグラウンドを大切に、コレクタブルな古着や、日々の装いにワンポイントプラスになるような古着を提案していきたいと考えております。
今後オンライン商品の追加や、POPUPイベントの開催情報など、インスタグラムにて告知していく予定ですので、ぜひ今後ともご覧いただけると幸いです。
最後にサイトリニューアル記念と、ブログを読んでくださった方への感謝の気持ちを込めて、全品20%OFFクーポンを配布致します。
是非お使いください。
クーポンコード: F6CJQ2NG
※期限は2023年11月5日までになります。ご注意ください。